知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

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書籍紹介その2(番外編) 見ればわかる!外国商標出願入門「改訂版」

今回は書籍紹介の番外編です。

今日買って、さっそく読みました、「見ればわかる!外国商標出願入門」の「改訂版」です。

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確か、改訂前は青色で、今回の改訂版ではオレンジ色の表紙です。

内容ですが、やはり、中国のところが、第三次改正商標法の施行にあわせて大きく変わっていました。その他幾つかの国、地域で、データ等の細かい改訂が幾つかありました。

あらたに勉強される方は当然のこと、改訂前の書籍をお持ちの方も、買いかえることをお勧めします。

各国における、商標登録出願から権利化完了までがこれ一冊で、簡潔に書かれていますから、辞書的にお使いになれます。ちょっとした確認など、けっこう重宝します。これで、権利化後の侵害対応や、権利化以外のことまで説明が書いてあれば、超完璧なのですが、その点は他の書籍等にてカバーしましょう。


で、この書籍に興味深いことが書かれていました。欧州(OHIM)のところですが、規則が改正される動きがある様です。そして、その改正内容の提案書の中では、明文規定されている商標の要件である「視覚的に表示可能な標識」を削除する提案がなされているそうです。

「音の商標」「匂いの商標」「味の商標」など、新しいタイプの商標で非視覚的なものへの配慮のための提案でしょう。もちろんこれは決まったわけではなく、これからさらなる議論をしていくとのことですが、早ければ年内中にも改正になるらしいです。おそらく無理だとは思いますが。


などなど、いろいろ新しいことにも触れて書かれてあります。とにかく、読んでみてください。