知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験合格への道かな?

知財管理技能検定1級ブランド専門業務試験に向けて諸々のこと、その他書籍やニュースなどの知財、その他の法律等に関して、思いついたら書きます

知的財産管理技能士

試験問題「私流説明」 16問目

今回は16問目を説明します。これは「不使用取消審判制度」の問題です。「適切」なものを答える問題です。ちょっと難しい、というかいやらしい問題です。選択肢を見ていきましょう。選択肢アは間違いです。4年前の使用の証拠は認められません。3年以内で…

試験問題「私流説明」 15問目 【加筆修正有】 【追記有】

今回は15問目を説明します。これは登録の「異議申立」及び「無効審判請求制度」の問題です。「適切」なものを答える問題です。商標の取消や無効はこれらをすることで、それが認められればそうなりますが、それぞれ制度の内容、趣旨、目的等が異なります。…

書籍紹介その7 判例関係の書籍も見てみましょう

ああ、間違って公開を押してしまいました。まあ、いいやいっちゃえ(笑)。久々の書籍紹介、になりますかね。正直これまで判例というものにあまり関心がありませんでした。もちろん、それなりに有名な判例の名前とそれがどのようなものかの簡単な内容ぐらいは…

試験問題「私流説明」 14問目

今回は14問目を説明します。これは商標の「拒絶理由通知」及び「拒絶査定」についての問題です。「適切」なものを答える問題です。商標の登録申請出願後、審査されますが、拒絶の場合、まずいきなり拒絶査定にならず、まず拒絶理由が通知されます。その際…

試験問題「私流説明」 13問目

今回は13問目を説明します。これは「防御標章登録制度」についての問題です。「防御標章登録制度」は、自分が権利をもつ商標の標章が、他者により、異なる指定商品を指定されて、商標登録をされないようにするため、使用する予定のない商品や役務を指定し…

登録文字商標の音声的使用について

「登録文字商標の音声的使用」というのは、例えば、「Future The Next」というキャッチフレーズを日立製作所は文字商標として登録しています。このキャッチフレーズ、TVCMで言ってますよね。これが登録文字商標の音声的使用です。イメージできますか?音の商…

試験問題「私流説明」 12問目 【加筆修正有】

今回は12問目を説明します。これは「商標登録申請」についての問題です。見ていきましょう。「適切」な内容の選択肢はどれか、です。選択肢アは間違いです。この選択肢に書かれているようなことはありません。選択肢イは間違いです。まだ出願を完了しただ…

試験問題「私流説明」 11問目

今回は11問目を説明します。これは「商標権ライセンス契約における使用権」の問題です。ちなみにこれ、私は3級レベルの問題だと思います。少なくとも2級レベルでは、当然知っていなくてはならないことだと思います。見ていきましょう。「適切」な内容の…

試験問題「私流説明」 10問目

今回は10問目を説明します。これは「商標権の譲渡」についての問題ですが、選択肢の正否判断に、「類区分、類似群コード、指定商品、地域団体商標」、これらについての知識が求められています。 10問目は「適切」な選択肢を選ぶ問題です。見ていきましょ…

試験問題「私流説明」 9問目

今回は9問目を説明します。これは、空欄に入る言葉を選ぶ問題です。なんの言葉かというと「ブランドの価値概念」に関する言葉です。この問題も、「ブランドの価値概念」における言葉の意味がわかっていれば簡単に解くことができます。空欄の後に、その言葉…

試験問題「私流説明」 8問目

今回は8問目を説明します。これは用語の意味を問う問題です。今回出題された用語は、「グッドウィル」「ファミリーネーム」「ペットネーム」の3つです。これらの意味の正しい組み合わせの選択肢を選ぶ問題です。意味を知っていれば、選択肢エを簡単に導く…

いろいろ改正になるようですね

商標法以外にも、いろいろな知財系の改正法案が4月25日(あるいはその前後)に国会で可決され、いずれ改正になるようですね。なんか、弁理士法も改正になるらしいですし。著作権法も、電子出版/電子書籍がらみで、改正になるらしいですし。意匠について…

知的財産管理技能検定は弁理士試験の模擬試験ではない

私は以前からずっとこの様に考えていました。昨日弁理士を受験なさる方から、夜電話がかかってきて、少し話をしたのですが、私のこの考えは確信に変わりました。以前からもっていた、私の考えを書きます。知的財産管理技能士と弁理士は、その存在目的も、意…

試験問題「私流説明」 7問目

今回は7問目を説明します。この問題は「商標登録出願前の調査についての問題」です。「侵害」とは何か?、「類似」とは何か?等の、基本的な知識理解をした上で、特許電子図書館(IPDL)での登録出願の事前の調査の経験があれば、解ける問題ですが、経験が…

試験問題「私流説明」 5問目&6問目

今回は5問目&6問目を説明します。この2問は「英語での商標権譲渡契約書の問題」です。この2問も、契約書本文ではなく、先に問題文と選択肢に目を通します。すると、6問目は契約書の空欄に入る英単語又は英文はどれかを問うているのがわかります。しか…

セミナーのススメ

前の続きになりますが、1級レベルなら、セミナーに行くのも一つの勉強法です。 セミナーといっても、いわゆる法律系専門学校や予備校へいけ、というのではありません。そもそもたいていの社会人なら、そんな時間的、金銭的余裕はありません。市井のセミナー…

商標法が改正されます

今日は、発明推進協会のセミナーに行ってきました。講師は弁理士の青木先生で、テーマは「新しいタイプの商標と権利侵害」です。さすが青木先生、内容は素晴らしいの一言につきます。で、今日初めて知りましたが、この間の4月25日、国会で商標法改正法案…

試験問題「私流説明」 3問目&4問目

今回は3問目&4問目を説明します。この2問は「日本語での商標使用許諾契約書のDRAFTの問題」です。この問題はまず2Pにわたり契約書DRAFTがあり、そのあと問題文と選択肢があります。で、この手の問題はまず先に問題文と選択肢を読みます。もしかしたら、…

試験問題「私流説明」 説明の注意事項&1問目&2問目

今日ガリガリくんが当たって機嫌がとても良い私です(笑)。なんて安上がりな私(笑)。今回からは、以前書いたとおりに、一旦書籍の紹介はストップし、この間の3月に行われた「知的財産管理技能検定1級ブランド分野第一回学科試験」の「私流説明」を、これか…

「ブランド戦略」についてもオススメ書籍はないです

試験範囲に書かれている「ブランド戦略」、正直私にとって「これだ!」と思える書籍はありません。「これかな?」と思い、買って読んで「なるほど」とは思うのです。しかし、試験にはこれ一冊で有効というような書籍というのは、正直未だ見つかってないかな…

書籍紹介その6 知的財産管理技能検定1級コンテンツの書籍

知的財産管理技能検定1級ブランド分野のブログで、何でコンテンツ分野の書籍?と思われる人がいるでしょう。下記の、コンテンツ分野のテキスト及び問題集、唯一1級で出版されている「テキスト&問題集」です。知的財産管理技能検定1級コンテンツ 攻略テキ…

中国シカゴブルズ事件に見る商標権と著作権

書籍紹介のあいま、ちょっとコラム的に(笑)。中国のとあるレストランにより、米国バスケットボールチームのシカゴブルズのロゴの牛の絵と似た絵を商標登録されたために、シカゴブルズは自分達の牛のロゴマークが類似のために中国で商標登録できず、そのため2…

「契約」についてはオススメの書籍は特になく

知財の契約って、大きくわけて「権利譲渡契約」か「権利使用許諾(ライセンス)契約」かどちらかだと思います。で、「主な契約内容(条項)の種類」と「契約での基本的かつ独特な表現」を知っていれば、あとは慣れの問題ではないでしょうか、と私は思ったり…

書籍紹介その5 中国商標法第三次改正の解説

次に紹介するのは「中国商標法第三次改正の解説」です。中国商標法 第三次改正の解説作者: 河野英仁出版社/メーカー: 発明推進協会発売日: 2013/11/19メディア: 単行本この商品を含むブログを見る私が働いている会社は中国に進出しておりまして、中国で商標…

書籍紹介その4 共同体商標と共同体意匠の実務

次に紹介するのは「共同体商標と共同体意匠の実務」です。共同体商標と共同体意匠の実務作者: 松井宏記出版社/メーカー: 発明協会発売日: 2010/09/15メディア: 単行本この商品を含むブログを見る共同体とは、欧州共同体です。つまりヨーロッパの共同体として…

書籍紹介その3 アメリカ商標法ガイドブック

それでは国、地域別の書籍を紹介いたします。今回紹介するのは「アメリカ商標法ガイドブック」です。アメリカ商標法ガイドブック作者: 中嶋知子出版社/メーカー: 中央経済社発売日: 2011/12メディア: 単行本この商品を含むブログを見るアメリカの商標法制度…

書籍紹介その2(番外編) 見ればわかる!外国商標出願入門「改訂版」

今回は書籍紹介の番外編です。今日買って、さっそく読みました、「見ればわかる!外国商標出願入門」の「改訂版」です。確か、改訂前は青色で、今回の改訂版ではオレンジ色の表紙です。内容ですが、やはり、中国のところが、第三次改正商標法の施行にあわせ…

諸外国の商標法制度を勉強する意味 その2

その1の続きです。諸外国の商標法制度を知ることの二つの意味、そのうちの片方について前回説明しました。で、もう一つは、諸外国の商標法制度を参考にして、日本の商標法制度をよりよくしていこうということ、です。例えば、アメリカでは日本にない商標制…

諸外国の商標法制度を勉強する意味 その1

ちょっと書籍紹介はブレイク。1級ブランド分野では、条約(マドリッドプロトコル)含む諸外国の商標法制度が出題されます。で、なぜ出題されるか考えたことありますか?おそらく「諸外国の商標法制度も知ってください」ということだと思いますが、では、な…

書籍紹介その2(2) 見ればわかる!外国商標出願入門

(1)の続きです。(1)でも書きましたが、日本の商標制度や条約(マドリッドプロトコル)を含め、諸外国の商標制度が、この書籍で説明されています。そういう意味で、この書籍は、外国商標制度を勉強する基本書になると思います。ですが、書籍1冊全ページを読…